【一条工務店ハグミー】地盤改良88万だけじゃ終わらない!深基礎で更に66万円の話

土地・基礎工事

こんにちは、ふにです。

前回、ソイルセメントによる地盤改良に、約88万円かかることになったわが家。

【一条工務店ハグミー】地盤改良でソイルセメント88万!六価クロム問題と小口径交換工法、どっちを選ぶ?
こんにちは、ふにです。前回、地盤調査で見事に軟弱地盤と判定された我が家。地盤改良費用142万3千円のダメージを受けました。今回はその内訳と、地盤改良方法の選択で悩んだ話をします。地盤改良費用の内訳142万3千円の内訳はこんな感じ:ベタ基礎:…

なかなかの金額ではありましたが、

「まあ、これで地盤問題は解決したんだよね」
「家が沈まないためなら仕方ないよね」

と、なんとか自分を納得させていました。

地盤改良費88万円。

痛い。

とても痛い。

でも、これで終わりなら耐えられる。

そう思った矢先、営業さんから新たな連絡が入りました。

「あ、あと深基礎も必要になります」

……はい?

地盤改良で地面を補強するんですよね?

まだ何かあるんですか?

地盤関係の追加費用、まさかの二段階認証でした。

わが家の土地は擁壁に囲まれていました

わが家の土地は、分譲地の角地です。

土地には盛り土がされており、周囲の道路や水路との間に高低差がありました。

具体的には、

  • 1方向は農道で、土地より約1m低い
  • もう1方向は側溝で、土地より約2m低い

という状態です。

つまり、土地の2面が擁壁に囲まれていました。

我が家の土地と家の関係

擁壁があること自体は、土地を購入する前から知っていました。

現地を見れば大きな壁がありますし、

「周りより少し高くなっている土地なんだな」

くらいには思っていました。

ただし、擁壁の近くに家を建てると、深基礎工事が必要になる可能性があることまでは知りませんでした。

土地を選んでいる段階でも、

「ここは擁壁があるので、基礎工事が高くなるかもしれません」

という説明は特になし。

土地を購入して、間取りも決め、家づくりが進んでからの追加費用です。

できれば、その情報は土地を買う前に知りたかった。

できれば、かなり知りたかった。

そもそも擁壁とは?

擁壁とは、高低差のある土地で、土が崩れないように支える壁のことです。

土地を高く盛っただけでは、端の部分から土が崩れる可能性があります。

土には、そのまま積み上げても安定できる角度があります。

それを超えるような高低差をつける場合に、土を横から支える役割をするのが擁壁です。

わが家の土地も、農道や側溝より高い位置にあるため、土地の端を擁壁で支えていました。

ここまで聞くと、

「擁壁がしっかり土地を支えてくれているなら、安心では?」

と思います。

私もそう思いました。

しかし、この擁壁。

土地の土を支えるためのものであって、家の重さを支えるためのものではないそうです。

擁壁さん、見た目はかなり強そうなのに、家の担当ではありませんでした。

担当業務は土まで。

なぜ擁壁があると深基礎が必要になるのか

今回、一条工務店から説明されたのは、家の基礎が擁壁に近いと、建物の重さが擁壁側へ影響する可能性があるということでした。

擁壁の近くに通常の基礎をつくった場合、家の荷重が真下だけでなく、斜め方向にも伝わります。

その影響範囲に擁壁が入ってしまうと、擁壁に余計な力がかかる可能性があります。

擁壁が動いたり、傾いたりすれば、家の基礎にも影響が出る。

最悪の場合、基礎や建物が傾くリスクもあるという説明でした。

こわい。

地盤改良で約88万円と言われたときも十分こわかったのですが、今度は擁壁まで登場しました。

家づくり、敵キャラが順番に出てきます。

ソイルセメントがあれば大丈夫じゃないの?

ここで、私は疑問に思いました。

「ソイルセメントで地盤を補強するなら、それで大丈夫なのでは?」

ソイルセメントは、地中に柱状の固い部分をつくり、建物を支えるための地盤改良です。

家の真下にある地盤を補強するのであれば、擁壁があっても問題ないように思えます。

しかし、今回の説明では、ソイルセメントと深基礎では役割が違うとのことでした。

ソイルセメントは、建物が沈まないように、家の下の地盤を補強するもの。

一方、深基礎は、家の重さが擁壁へ影響しない位置まで、基礎を深くするためのものです。

簡単に例えると、

  • ソイルセメント:家の真下を強くする
  • 深基礎:擁壁に負担をかけないようにする

という役割分担です。

家の真下を固くしても、土地の端にある擁壁が動けば、基礎が影響を受ける可能性があります。

固い床の上に立っていても、その床自体が斜めになれば一緒に傾く。

そんなイメージでしょうか。

なるほど。

……たぶん。

分かったような気はします。

深基礎とは?

深基礎は、その名前のとおり、通常よりも基礎を深く施工する工事です。

今回のわが家では、擁壁に近い部分の基礎を深くすることで、建物の荷重を擁壁側へ伝えにくくする計画になりました。

建物全体を同じ深さまで掘るのではなく、擁壁との距離に応じて深さを変えています。

わが家の深基礎は、次のような計画でした。

  • 北西部分:800mm
  • 北側:800mmから500mm
  • 擁壁から離れる部分:200mm

一番擁壁に近い場所は、800mm。

つまり80cmです。

数字だけ見ると、

「80cmか」

という感じですが、定規で実際に見ると、なかなか深い。

小さな子どもなら、かなり埋まります。

擁壁から離れるにつれて、深基礎も少しずつ浅くなっていく計画でした。

家全体を深基礎にするのではなく、必要な部分だけを深くすることで、擁壁から建物への影響を避けるようです。

深基礎の費用は66万2,000円

そして、気になる費用です。

深基礎工事の金額は、

66万2,000円

でした。

もちろん、前回のソイルセメントによる地盤改良費とは別です。

さらに、ベタ基礎の費用とも別。

つまり、

「地盤改良に約88万円かかります」

と言われて覚悟を決めたあとに、

「深基礎も追加で約66万円です」

と続きます。

大破産やないかい。

家の下なので、完成してもほぼ見えません。

見た目が豪華になるわけでもなく、部屋が広くなるわけでもない。

キッチンがグレードアップするわけでもない。

ただ、通帳の数字だけが確実に減ります。

基礎、強い。

物理的にも金額的にも強い。

地盤と基礎にかかった費用の合計

わが家で必要になった地盤・基礎関係の費用は、次のとおりです。

  • ソイルセメント:875,800円
  • 深基礎:662,000円
  • ベタ基礎:547,200円

合計は、

2,085,000円

です。

208万5,000円。

え?

200万円?

……。

わあ、びっくりした。

200万円を超えたのかと思いました。

超えていました。

現実は、目をそらしても消えてくれません。

家づくりを始めた頃は、200万円あれば、

「キッチンを豪華にできるかな」
「家具や家電も買えるな」
「外構にも使えるかも」

などと考えていました。

実際は、土の中へ入りました。

わが家の200万円、地下で家を支えています。

家を擁壁から離せば安くできた?

深基礎が必要になるのは、家と擁壁が近いことが原因です。

そのため、家を擁壁から離して配置できれば、深基礎の範囲を減らせた可能性があります。

ただし、家を移動させると、その分だけ庭や駐車場が狭くなります。

わが家は規格住宅のハグミーなので、建物の形や配置にも制限があります。

深基礎を減らすために建物を動かすと、今度は外構や生活動線に影響が出る。

費用を取るか、庭を取るか。

どちらを選んでも、何かが減る仕組みです。

まとめ

今回は、ソイルセメントによる地盤改良に加えて、深基礎工事が必要になった話をご紹介しました。

わが家の土地は2面が擁壁に囲まれており、建物の一部が擁壁に近い位置にありました。

そのため、一条工務店の判断では、

  • ソイルセメントで家の下の地盤を補強
  • 深基礎で家の荷重を擁壁へ伝えにくくする
  • ベタ基礎で建物全体を支える

という工事が必要になりました。

深基礎の費用は約66万円。

地盤改良とベタ基礎を含めた合計は、約208万5,000円です。

土地を選ぶときは、広さや価格、日当たり、学校までの距離などに目が向きます。

しかし、擁壁の有無や高低差によって、建築時の基礎工事に大きな追加費用がかかる場合があります。

私は、土地を購入する段階では、深基礎が必要になる可能性まで考えていませんでした。

誰も教えてくれなかったし。

教えてほしかったし。

66万円分くらい、しっかり教えてほしかった。

擁壁のある土地を検討している方は、契約前に住宅会社へ、

「深基礎が必要になる可能性はありますか?」
「地盤改良や基礎工事に、どのくらい費用がかかりそうですか?」

と確認しておくことをおすすめします。

土地は安く見えても、建てるときに追加費用がかかることがあります。

わが家の場合は、土地の高低差の下に、208万5,000円が隠れていました。

見つけたくなかった宝箱です。

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