引っ越しを決めた理由になった、住環境と音の話

家づくりストーリー

― 体調面を優先した、我が家の判断 ―

※この記事は、特定の住宅会社や商品を否定する目的のものではありません。
我が家の住環境と、その中で起きた経過を事実ベースでまとめた記録です。

はじめに

新築で家を建てるとき、性能や仕様についてはかなり調べました。
断熱、気密、設備…。
正直、ここまでやれば大丈夫だろう、と思っていました。

ただ、実際に暮らし始めてみると、想定していなかった悩みが出てきました。
それが「環境音」です。

入居後、家族の一人が音に対して強いストレスを感じる状態になりました。

家の前提条件

  • 建物:一条工務店 HUGme
  • 形式:平屋/約29坪/3LDK
  • 家族構成:3人家族
  • 引渡:2025年12月

道路の音が気になり始めた話

新築に住み始めてから、想定していなかった悩みがありました。
それが、道路から聞こえてくる音です。

車の走行音やタイミングによって聞こえる音が、生活の中で無視できない存在になっていきました。

特に家族の一人が音に敏感な状態でした。
私はというと、音がまったく気にならないわけではないものの、眠れないほどではありませんでした。


ペアガラスに対する認識

我が家の窓はペアガラスです。

ガラス構成:3mm + 10mm(空気層) + 3mm

ペアガラス=必ず静か、という認識を持っていたわけではありませんが、打ち合わせの中では「トリプルガラスと同等の遮音性能がある」という説明を受けていました。

そのため、生活に支障が出るほど音が気になる可能性は、正直あまり想定していませんでした。

性能としては決して低いものではなく、一般的な住宅として見れば十分な仕様だと思います。


音の感じ方の違い

同じ家、同じ空間にいても、音の感じ方にははっきりと差がありました。

私は「音は聞こえるが、生活できないほどではない」と感じていました。
一方で、音に対して強く反応してしまう状態が続く家族がいました。

音そのものというより、

・音が入ってくること自体がストレスになる
・無意識のうちに体が緊張してしまう

こうした点が負担になっていたように思います。


試した対策とその結果

寝る場所を変える

最初に試したのは、寝る部屋を変えることでした。
道路に面した寝室ではなく、道路から距離のある個室で寝るようにしました。

結果として、音は多少やわらぎました。
ただし、完全に気にならなくなるわけではありませんでした。


耳栓・ノイズキャンセリング

耳栓やノイズキャンセリングイヤホンも使ってみました。

一時的には効果があります。
しかし、外した瞬間に音が一気に戻ってくる感覚があり、その落差がかなり大きく感じられました。

結果的に、根本的な解決策にはなりませんでした。


カーテンの変更

カーテンは、裏地を追加して厚みのあるものに変更しました。

遮音効果としては限定的ですが、心理的には多少安心感が増したように感じます。
ただ、これだけで問題が解決する、というものではありませんでした。


生活・体調への影響

音が気になり始めてから、生活や体調にも変化が出てきました。

・寝つきが悪くなる
・常に体が緊張しているような感覚
・息が浅くなる感じが出ることもあった

心配になり、医療機関にも相談しました。

この経験を通じて、住環境の問題は単に「音がうるさい・静か」という話ではなく、
心身の状態やストレス、生活リズムと強く関係していると感じました。


内窓の設置を決めた理由

いくつかの対策を試した結果、内窓の設置を検討することにしました。

設置したのは以下の窓です。

・リビングの引き違い窓
・寝室の引き違い窓
・寝室のカムラッチ窓
・寝室として使っている個室の引き違い窓

内窓のガラス構成は、

・3mm + 10mm(空気層)+ 5mm

です。


内窓を設置して感じた変化

内窓を設置して、音の聞こえ方は劇的に変わりました。

完全に無音になるわけではありませんが、

・音の量
・音の質
・体に伝わる感覚

これらが明らかに変わったと感じています。


それでも残っている感覚

一方で、音が気になる状態が長く続いていた影響も感じています。

環境が改善されたあとも、
小さな音でも以前より過敏に体が反応してしまう状態は、今も続いています。

音そのものよりも、
音に対して身構えてしまう体の反応が残っている、
そんな表現が近いかもしれません。

これは設備の問題というより、
人の感覚が環境の変化に追いつくまでには時間がかかる、ということなのだと思います。


振り返って思うこと

今回の経験を通して感じたのは、

・遮音性能は数値だけでは判断できない
・同じ環境でも、感じ方は人によって大きく違う
・問題が続く場合は、我慢よりも環境を変える選択が必要なこともある

ということでした。

私自身は、ペアガラスでも眠れないことはありませんでした。
それでも、家族の一人にとっては深刻な問題でした。

その違いを軽く見ず、結果的に対策を取れたことは良かったと思っています。


同じような悩みを持つ方へ

もし、新築や住み替え後に、

・想定していなかった音が気になる
・家族の中で受け止め方に差がある
・性能説明と体感にギャップを感じている

そんな状況であれば、
この体験が一つの参考になれば幸いです。

音の問題は、住み始めてから初めて見えてくることも多い。
そう感じた経験でした。

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