こんにちは、ふにです。
家づくりって、あれもこれも欲しくなりますよね。
トリプルガラス。
電動ハニカムシェード。
大きなカップボード。
便利そうな設備。
見積書に並んでいると、全部必要なものに見えてきます。
さらに、
「せっかく家を建てるんだから……」
と考え始めると危険です。
家づくりにおける「せっかくだから」は、オプションを呼び寄せる呪文。
一つひとつは数万円でも、最後に全員集合すると、かなりの金額になります。
オプション、集団になると強い。
とはいえ、わが家の予算は無限ではありません。
最終的には、どこにお金をかけて、どこを削るかが勝負です。
今回は、わが家が採用しなかったオプションの中でも、特に悩んだ「トリプルガラス」について書きます。
トリプルガラスは本気で悩んだ
一条工務店といえば、高気密・高断熱の家というイメージがあります。
その中でもトリプルガラスは、窓の断熱性能をさらに高められるオプションです。
窓は、壁と比べて熱が出入りしやすい部分。
冬は室内の暖かさが逃げやすく、夏は外の熱が入りやすくなります。
そのため、
「せっかく一条工務店で建てるなら、トリプルガラスにしたほうがいいのでは?」
と、かなり悩みました。
トリプルガラスという響きも強いです。
ペアよりトリプル。
2枚より3枚。
数字が増えると、なんとなく安心感も増します。
しかし当然、金額も増えます。
ここは増えなくていいのに、きっちり増えます。
GX補助金の条件を満たしたい
今年も、住宅の補助金情報が出ましたね。
去年話題になったGX補助金は、わが家もギリギリで間に合いました。
GXとは、グリーン・トランスフォーメーションの略。
省エネ性能の高い住宅を対象とした補助制度で、補助額は去年が160万円、今年は110万円です。
去年より50万円減っていますが、それでも110万円。
かなり大きな金額です。
家づくりをしていると、100万円が軽そうに見える瞬間がありますが、普通に考えれば大金です。
食洗機も買えます。
カップボードも付けられます。
家電もかなりそろいます。
できれば、絶対に取りこぼしたくありません。
ただし、補助金を受けるには、住宅が一定以上の省エネ性能を満たす必要があります。
そこで問題になったのが、わが家の断熱性能でした。
断熱等級6とUA値の話
GX志向型住宅にはいくつかの条件がありますが、今回、わが家が特に気にしていたのが「断熱等級6」です。
断熱性能は、UA値という数値で確認できます。
UA値とは、家の内部から外へ、どのくらい熱が逃げやすいかを表した数値です。
数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い家ということになります。
わが家の地域では、断熱等級6を満たすために、UA値を0.46以下にする必要がありました。
そこで候補に上がったのが、トリプルガラスです。
窓をトリプルガラスにすれば断熱性能が上がるため、UA値0.46以下はほぼ確実に達成できるとのこと。
それなら、トリプルガラスにしておけば安心です。
補助金も狙える。
家の断熱性能も上がる。
良いことだらけ。
金額を見るまでは。
トリプルガラスは58万1,200円
わが家でトリプルガラスを採用した場合、追加費用は、
58万1,200円
でした。
58万円。
窓の性能を上げる費用として、決しておかしな金額ではないのかもしれません。
ただ、コストを抑えるためにハグミーを選んだわが家にとっては、なかなかのダメージです。
GX補助金を受けるためとはいえ、そのために58万円を追加する。
補助金はもらえるけれど、その前に大きなオプション費用を払う。
少し不思議な気持ちになります。
補助金を受けるために、お金を使う。
お金をもらうために、お金を払う。
家づくり、たまに話が難しいです。
もちろん、トリプルガラスは補助金のためだけの設備ではありません。
室内の快適性や冷暖房効率にも関わるので、長い目で見れば採用する価値はあります。
ただ、わが家の場合、本当にトリプルガラスまで必要なのか。
一度、立ち止まって考えることにしました。
まずはペアガラスで計算してもらうことに
そこで設計担当さんにお願いしたのが、
「ペアガラスのままで、UA値を計算してもらえませんか?」
ということでした。
トリプルガラスにすれば確実に基準を満たせる。
でも、ペアガラスでもUA値0.46以下になるのであれば、補助金の条件は満たせます。
それなら、トリプルガラスを付けなくてもいいのではないか。
最初からグレードアップするのではなく、まず標準仕様でどこまでいけるのか確認してみる。
性能計算は少し時間がかかるとのことでしたが、設計担当さんにお願いして、ペアガラス仕様のUA値を出してもらいました。
結果を待っている間は、少しドキドキしました。
0.47だったらどうしよう。
あと0.01。
その場合は、たぶん悔しくてトリプルガラスを付けます。
そして後から、
「この0.01に58万円……」
と何度も考える未来が見えます。
ペアガラスでもUA値0.40
そして、計算結果が出ました。
わが家のUA値は、
0.40
でした。
基準は0.46以下。
余裕でクリアしています。
やったー!
トリプルガラスじゃなくてもいける!
しかも、58万1,200円浮く!
設計担当さんから結果を聞いた瞬間、かなり安心しました。
0.45くらいを予想していましたが、0.40。
思っていたよりも良い数値です。
わが家の場合は平屋で、外皮面積や窓の数、間取りなどの条件も関係していると思います。
同じハグミーでも、プランや地域、窓の大きさによってUA値は変わります。
そのため、ペアガラスなら必ず0.40になるという話ではありません。
ただ、わが家ではペアガラスのままでも、GX補助金に必要な断熱性能を満たせることが分かりました。
ということで、トリプルガラスは不採用です。
浮いた58万円は、浮いたというより、使わずに済んだだけです。
通帳に58万円が追加されたわけではありません。
でも、家づくり中は「払わなかったお金」も、かなりうれしい。
節約成功です。
ハニカムシェードも不採用に
ペアガラスでもUA値の基準を満たせることが分かったので、ハニカムシェードについても見直しました。
ハニカムシェードは、断面が蜂の巣のような形になっていて、窓からの熱の出入りを抑えてくれる設備です。
特に電動タイプは、ボタンで開閉できて便利です。
一条工務店らしい設備でもあります。
ただ、わが家では採用しませんでした。
理由は、
- 電動部分が壊れたときの修理が心配
- 本体価格もそれなりに高い
- ペアガラスのままでもUA値が足りている
- カーテンなどで調整できると考えた
からです。
もちろん、ハニカムシェードを付ければ、さらに断熱性能は上がります。
冬の窓際の寒さや、夏の日射対策にも効果が期待できます。
ただ、わが家では「補助金の基準を満たす」という目的は、すでに達成できています。
そこで、これ以上断熱性能を上乗せするより、ほかの設備へ予算を回すことにしました。
全部盛りにできれば一番いい。
でも、全部盛りにすると、請求書も全部盛りになります。
まとめ:計算してから決めても遅くない
今回は、わが家がトリプルガラスとハニカムシェードを採用しなかった理由をご紹介しました。
わが家の判断をまとめると、
- GX補助金には一定以上の省エネ性能が必要
- わが家の地域ではUA値0.46以下が目安
- トリプルガラスの追加費用は58万1,200円
- ペアガラスで計算した結果、UA値は0.40
- ペアガラスでも基準を満たしたため、トリプルガラスは不採用
- ハニカムシェードも不採用
という流れです。
性能は高いほど安心です。
ただし、高性能な設備を追加すれば、その分だけ費用も上がります。
大切なのは、
「その設備が良いものか」
だけではなく、
「わが家に本当に必要なのか」
を考えることだと思います。
わが家の場合は、ペアガラスでも必要な断熱性能を満たすことができました。
そのため、トリプルガラスとハニカムシェードにかかる費用を節約しながら、補助金の条件もクリア。
性能とコストのバランスとしては、ちょうど良いところに落ち着いたと思っています。
これから家づくりをする方は、最初からトリプルガラスを採用する前に、一度ペアガラスの状態でUA値を計算してもらうのもおすすめです。
計算してみたら、意外と標準仕様のままでも足りているかもしれません。
家づくりは、追加する勇気も必要です。
でも、ときには追加しない勇気も必要。
特に58万円の前では、かなり大事な勇気です。
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